フリードのウォークスルー性はどんな感じ？

フリードに限らず、ミニバンにはウォークスルーが出来る車種が多く設定されています。

最近では高級ミニバン等にセンターコンソールを装着し、セダンの雰囲気を出している車種も存在しますが、フリードはすべてのグレードでウォークスルーが出来るようになっています。

今回はウォークスルー性能について記載していきます。

１列目から２列目

引用https://www.honda.co.jp/FREED

フリードは前途の通り全てのグレードでウォークスルーが可能になっていますが、広さを気にする方もいらっしゃると思います。

結論から先に行ってしまうと、大柄な方でない限り狭く感じることはないと言えるでしょう。

しかし、子供では楽々できますが、大人だと少し狭いと感じる方もいるようです。

フリードは全幅がステップワゴンと同じ1695㎜となっていますが、上記に言えることはステップワゴンでも同じなので、あくまでも子供や女性向けの機能と考えたほうが良いのかもしれません。

1列目席にはどちらもアームレストが装備されているため、狭く感じる方がいることも十分考えられます。

通路部分に関してはフラットになっているため、ウォークスルー自体はしやすいと言えるでしょう。

しかし、ハイブリッドモデルに関しては通路部分が少し盛り上がっています。

これはハイブリッド用バッテリーが搭載されているためで、ガソリンモデルと比較してしまうと少しウォークスルーしにくくなっているのです。

２列目から３列目

引用https://www.honda.co.jp/FREED

2列目から3列目へのウォークスルーはキャプテンシートを装備した6人乗りモデルのみが可能になっています。

シート自体は1列目と同じ形状で大きさも同じのため、ウォークスルー自体は子供や女性向けの機能となっており、大柄な男性では少し厳しいようです。

しかし、コンパクトミニバンでは唯一のキャプテンシートモデルが設定されている点ではかなりの優位となるでしょう。

実際にフリードに限らずステップワゴンなどのMクラスミニバンにおいてもキャプテンシートモデルの方が人気があるようです。

その理由としては、キャプテンシートはベンチシートに比べてゆったりと座ることが出来るということと、1列目から3列目までのウォークスルー機能により、自由自在に移動が出来るということが大きな理由になります。

特にチャイルドシートを使用している家庭にとってはキャプテンシートの方がメリットが多いのです。

チャイルドシートを2列目に2つ装着してしまうと3列目を使用する際、どちらかをいったん取り外してから乗車することになってしまうからです。

以上の点からキャプテンシートの方が人気の理由になります。

また、1列目までの通路を有効活用することで、長い荷物も楽に積載することが可能という点もメリットになります。

一方7人乗りベンチシートの方は一部のグレードのみに設定されていますが、前途の通り3列目に移動する際はどちらか片方の席を前にタンブルした状態で乗車が可能になります。

7人乗りベンチシートの最大の特徴はなんといっても2列目シートが格納出来るという点です。

これにより6人乗りキャプテンシートよりも広いラゲッジスペースが完成し、大きな物も積載可能です。

因みに6人乗りキャプテンシートだと、スライドしか出来ないため、最大ラゲッジスペースはベンチシートモデルよりも狭くなってしまいます。

また、ベンチシートだからこそ出来ることとして、小さいな子供を横に寝かせることが可能になります。

従って小さな子供のおむつ交換もしやすいということがメリットと言えます。

しかし、ウォークスルー性や2列目シートの座り心地等を考えるとキャプテンシートモデルの方が人気というのはわかります。

一昔前の場合はオデッセイにしてもステップワゴンにしてもキャプテンシートよりもベンチシートの方が圧倒的人気でした。

しかし、現在はミニバンの使われ方が荷物をたくさん積むというよりも乗員が快適に過ごせるかという点が問われるようになっているようです。

もちろんこの部分は購入する方の用途や好みの部分になってくる部分なので、迷ってしまった場合は自分の車の使い方を購入前にしっかりと考えてみましょう。

きっとどちらが自分に向いているか分かると思います。

ウォークスルー性能まとめ

引用https://www.honda.co.jp/FREED

前途の通りウォークスルーはミニバンならではの機能です。

1990年代のRVブームではほぼ全てのミニバンでウォークスルーが可能で、ホンダのSUVであるCR-Vもウォークスルーが可能でした。

現在はファミリーミニバンにおいてはウォークスルーが残されていますが、一部の車種では乗用車感覚を強調する、もしくはウォークスルーのスペースを小物入れ等を配置して使い勝手を向上させるという観点から大型のコンソールやアームレストになっている車種も存在します。（オデッセイ、エリシオン、ジェイド等）

フリードはステップワゴン同様にファミリーユースとしての使い勝手を優先しているため、ウォークスルー機能が残されているようです。

しかし、5人乗り仕様のフリード+のオーナーはファミリーユースよりもレジャーユースや荷物を満載するという方が多いため、ウォークスルー機能が必要無いという方もいることでしょう。

そのような方の為に、ホンダアクセスのディーラーオプション用品から「センターコンソールバッグ」という物が用意されています。

これは1列目のウォークスルー空間の部分に装着する小物入れで、カバンも収納することも可能になっている便利な用品になります。

そして、またぐ形にはなります一応ウォークスルー機能はそのまま残されているので、ファミリーユースでも一応使えるようにはなっています。

ウォークスルー機能は小さな子供がいる家庭では意外と重宝する装備ともいえますが、ウォークスルーのスペースには鞄を置いておけるというメリットも存在するため、このスペースが欲しいという方も現在は多くいらっしゃるようです。

1990年代のRVブームの時のミニバンはほぼすべての車種でウィークスルーが可能であり、SUVであるCR-Vも初代、2代目モデルでもウォークスルーが可能となっているほどブームになっていた機能でした。

現在ではファミリーミニバンのみの機能に絞られてしまっている傾向があり、SUVに関してはすべてのモデルでフロアシフト＋センターコンソールという組み合わせになってしまっているためウォークスルーは不可能になっています。

機能性を重視するか、乗用車感覚の雰囲気を重視するかは購入する方の好みになる部分なので、使い方などをしっかり考えて検討すると良いでしょう。

ファミリーユースになるとウォークスルーが6人乗りと7人乗りでは大きく異なってしまうためその辺りを考えていきましょう。

6人乗りモデルはキャプテンシート仕様になるため1列目から3列目までウォークスルーを行うことが可能ですが、7人乗りモデルはベンチシート仕様になってしまうため3列目まで自由に移動する子が不可能です。

どうしても7人乗車しないといけない場合や2列目シートを格納して大きな荷物を積むことがある場合は7人乗り仕様を選ぶしかありませんが、ファミリーユースで使うのであればやはり6人乗りの方がメリットが多いのも事実です。

7人乗りに比べてゆったりと座ることができ、チャイルドシートを装着して使う場合でも3列目にアクセスしやすいため、実際6人乗りモデルの方が圧倒的な人気を保っているようです